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就活アワード2012

株式会社DYM 水谷佑毅

1、企業して一番つらかったこと

やはり一番辛かったことは、組織を大きくしていく際の人材の獲得ですね。 僕自身、起業して最初の年に20名のプログラマーやデザイナーを採用して事業を大きくしようと考えていました。そこで、最初は営業に来た方の転職サイトを利用して人を集めていたのですが、なかなかナビ採用だけではうまくいきませんでした。共通のビジョンを作ることが非常に難しく、ついてきて頂ける方も少なかったです。そこで私は、損得ではなく、会社のビジョンに共感してついてきて頂ける人の採用が本当に難しいことに気づきました。

2、水谷佑毅の企業前後での考え方の違い

色々な人への感謝の気持ちをもつことが大きな違いのように思います。

今日本では働いている人が1億2000万強の人口の中で5000万人(これはまぁ老人と子供がいるのでまぁ)。そして、何よりすごいのが1年間以上同じ会社で正社員をしている人は1000 万人強しかいないのです。5人に1人しかまともに働けない国なわけですから。

そういった意味でしっかり働いて社会に貢献している人の親や学校には感謝しなければなりません。当社の頑張っている社員さん達もきっと君達の親や学校の教育は最高だったはずなので、感謝しないといけません。

3、水谷佑毅の考える新規事業について

今後の目標としては、いわば『21世紀のSONYやHonda』を創るということです。 無謀と思われるかも知れません。 しかし、世界に名だたるどんな会社も、立ち上げ時は当社のような小さなベンチャー企業だったはずです。 そのためにリーマンショックのような不況が来ても、ずっと成長し続けるエクセレントカンパニーを目指します。また、安定性に関しても必ず負けない戦いができるフィールドを見つけ出し、ここで高収益を上げ続けて参ります。そして、なにより自分たちで見つけた社会の諸問題を自分たちで解決していき、社会貢献を行ってまいります。

4、水谷佑毅の考える活躍するビジネスマンについて

活躍するビジネスマンは、日々努力している結果だと思います。スポーツで例えるならば、野球で長年活躍しているイチロー、サッカーで長年活躍しているカズ彼らは誰よりも真面目に真摯に練習をするので有名ですよね。ほんのちょっとした自制心があるかないかが大きな差になるんです。ビジネスでも自分その日の業務を振り返り、当日の反映をして、明日の予定まできちんと立てるという小さな積み重ねが数年後ビジネスマンとして活躍できるかの分かれ道になると思います。

5、企業成長とは

大企業なら当たり前なのですけれど、ベンチャーにおいて1年前と仕事の内容がほとんど一緒だったら負けだと思います。

しかし、最近は昨年と変わらない気がしておりまして、今負けている気がしてならない。

当然DYMは毎年売上は伸びており好調であり、いい社員が沢山増え、組織も成長している。新規事業もうまくいっているし、まぁ普通に考えたら言うことないのだけどなんか停滞感がある。

なんか最近大人の会社になろうとしていて、普通なのですよね。しかし、我々はあくまでベンチャー企業です。ぶっとんだ事をしなければなりません。振りきらなければなりません。

6、水谷佑毅のエピソード

ある売上2億円のクライアントから、予算として1億円という大きな金額をDYMのWEB広告運用に当ててもらったことです。売上の半分を投資、大きな期待だとワクワクしたことを今でも覚えています。 非常に感謝したと同時に、結果次第では経営を左右しかねないという重い責任もありました。頂いた大きな信頼と期待は、当社で運用した広告の成果により、クライアントの売上を4億まで引き上げることができました。これは、信頼と期待による結果です。経営者として決して忘れることができないエピソードです。

7、水谷佑毅が思う今の世の中

まだまだ、好景気とは言えない状況だと思います。こういう状況だからこそ人を救うために、私何か新しいことを考えなくてはいけないと私は思います。市場は、特定周期で不景気と好景気を繰り返していくものです。一定期間が経過したら、好景気は訪れるはずです。また、不景気だからこそ、新興企業が常識にとらわれない商材を提供していき、社会に貢献していくべきだと考えております。例えば広告の分野でも、今まではテレビCMなどが主流でしたが、多様なWEB広告商品を使い、集客を行うのが主流になっていくと思います。また今の世の中を見てみると、まだまだ医療現場などでIT化が遅れていると思います。今後は、もっとIT化を進めて、ミスや遅れが少なくなる世の中にしていきたいです。

8、DYM社員に伝える重要なこと

愚痴を言わないということは非常に重要です。

今会社で愚痴を言っている人が例えば男性だったら結婚して何年かしたら嫁の愚痴を言うようになるわけです。女性だったら同じように旦那の悪口を言うようになり、そしたら家族がうまくいかなくなって幸せが崩壊していき家族皆が不幸になるわけです。そしてその息子、娘もまた同じように繰り返していくのです。

9、12卒に対して期待すること

新卒1期生で足りなかった部分を補填できる存在になってもらいたいです。まだまだ会社の規模も小さく、おそらく彼らの中には不安に思った人・親御さんに反対された人も多いと思います。それにも関わらず、水谷佑毅とDYMを作っていきたい・誰よりも成長していきたいという強い意志を持ちながら、DYMを選んでくれました。彼らには、まず売上を自分で作るプレイヤーフィールドで活躍してもらい、数年後には多くの部下を育てながら会社全体を動かすマネージャーフィールドでも活躍してもらいたいと思っています。彼らは、非常に失敗を恐れず挑戦していく人材なので、積極的に会社や社会のためになることを提案していただき、より良い組織作りに貢献してもらいたいですね。

10、若者へのアドバイスを下さい

自分の自由のために頑張ってほしいです。 残念ながら今の日本では、ある程度の大学を卒業しなければ一流企業に就職したり、医者や弁護士という社会的に信用度の高い職業に就く可能性が低くなる傾向にあります。また、会社で活躍しないと転職する際にも不利になってしまうのが、今の日本の現状です。 少なくとも最初に入った会社よりも総合力の優れた会社に入ることは難しいでしょう。ですので、最初に入る会社では「自分の好きなように生きるため」、「選択肢を広げるため」「幸せになる確率を高めるため」に頑張れる会社に入るべきです。幸せになる確率を高めたほうが中長期的に考えれば絶対的に有利なのです。ぜひ自分の選択肢を広げて幸せな人生を送ってください。